15歳になっていた僕は、ただ学校と家を往復するだけの毎日を過ごしていた。私立の中学校に行けと両親には言われたが、受験で試験を白紙で出したら公立に行ける事になった。だって家から近い所がよかったし。

僕にとって、勉強も、友情とやらも、何の意味もない。押し付けられて、無理矢理達成させられても充実感も感じない。
往復するだけの毎日も飽き、僕は学校にも行かなくなった。

そんな日々送っていた僕の前に、あの女は現れる。