「さ、早紀っ…?どうしたんですか…!」
いきなりの早紀の涙にレンは慌てた。
自分の行動が早紀には迷惑だったんだろうか…
「早紀…僕のした事が迷惑でしたらごめんな…っ!!」
言葉を言い終わらないうちに早紀がレンの胸に飛び込んできた。
「早紀…?」
レンの腕に飛び込んだ途端…早紀の涙は止まらなくなった。
「ック…ごめんレン…少しだけで…いいから…ッ」
今の自分がレンに迷惑かけてるのわかってるけど早紀は泣きたかった。
レンは早紀のいきなりの行動に困惑はしたが…
優しく早紀を抱きしめ頭を撫でた。
早紀の涙は止まる気配もなく溢れ続けた…。
そんな早紀にレンは
「早紀?とりあえず家の中に入りましょう…ここじゃなんですから…ねっ?」
レンの言葉に早紀は我にかえり
「ごっ…ごめんねっ…レン!私ってば…ック…そうだねっ家に入ろっ!」
レンの言葉に早紀わあわてて我にかえり腕をゴシゴシと涙を拭った。
レンの胸に飛び込んだ自分が恥ずかしく早紀ゎレンより先にマンションの自分の所に行った。