「/〇£×*※」


「……。さっぱりわからないι」


本当に言葉が通じない…わからないよ…


ふいに彼の手が私の額に伸びてきた。


「な、なに??」


あたしのおでこに手をあてると何か言い始めた。


「α∬ψυζπ。」

「……??…何??」


彼はあたしを見つめながら言った。


「…食事美味しかったです。ありがとうございます。」


「……!!!」


い、今しゃべったよね??てか通じたよね??

えっ!?


「えっ?!言葉わかるの…??」


「えぇ、わかりますよ。」



………何ですと??


「だってさっきまで通じなかったよ!」


「すみません、魔法であなたの中の言葉を読みましたι」



……つまり、あたしの額に触れたのは日本語を読みとり覚えたって事?!


…しかも魔法??



…魔法…??


…!!ってマジッ?!



パニクっている私に申し訳なさそうに彼は…



「あの、すみませんがここはどこですか?」




……はぁっ…!?