「レン君ねぇ~なんか彼かっこよかったねぇ~!」

美沙は机に肘をつき顎を手にのせながら言った。

あの時の事をあたしも思い出し


「…うん…//そうだね」


少しだけ顔を赤くして早紀が言った。

そんな早紀の少しだけ赤くなった顔を見て美沙が思わず

「…早紀…もしかして?レン君のこと…?」


美沙は何かに感ずいたよう…。

「…へ?」

続けて美沙が言う。

「早紀もしかしてレン君の事好きなんじゃないの?」

美沙があたしを指差して言った。

その言葉にあたしは一瞬止まってしまった。

「えっ!?ち、ちがうよっ!!そんな事ないよっ!!」

あたしは目一杯に顔を横に振り手もぶんぶんと振って否定した。

「ふ~ん…そんな顔赤くして…説得力ないよ…?早紀(笑)」

美沙は余裕の笑みというか含み笑いしながら

「…まぁ、そういう事にしておくわね…?(笑)」

見透かしたような感じで美沙が早紀に言った。

(あっ、あたしがレンの事す、好きなわけないよねっ!だっだってレンは異世界の人なんだもん…)


早紀の心臓の音はバクバクだった。
顔はさらに赤くなり…


美沙から見たらそんな早紀はどこから見ても立派な恋する乙女だった。