あれから2日経ったこの日、早紀は学校があった

全校集会みたいなもので

夏休みに入ってから久しぶりの登校…


「それじゃレン行ってくるね。なるべく早く帰ってくる予定だからっ」

靴を履きながら自分を見送ってくれるレンに早紀は言った。

「ええ。わかりました」


笑顔で言うレンに


「それじゃ行ってくるねっ」


早紀は家を出た。



学校に到着して教室に入ると美沙はもう来ていてあたしの所にきた。


「早紀おはよ―」

「美沙おはよー」

早紀と美沙は挨拶を交わした。


「美沙…この間はごめんね…それとありがとっ!」

早紀はこの間の事を美沙に言った。
あのあと美沙とメールはしたが会うのはあの時以来だったから。


「あぁ~っ!別にいいよっ!それよりあのあと大丈夫だったの?」

美沙が前の席の椅子に座りあたしの方を向く。

「うん。なんとかね。レンがいてくれたから…。」

早紀は、かばんの中身を机の中にしまいながら美沙に言った。