とっさに早紀を守るために言ってくれたってわかっていても女としては嬉しい発言であり…

それを素直に嬉しいと言ってしまった早紀。

そんな早紀の気持ちを知ってか知らずかレンは至って普通だ…。


１人パニクって考えていたら、いつの間にか家に着いていた。


家に入ると同時に早速、夕食の支度をした。

翔太との思わずの再会で時間ロスしてしまったから。

もうすでに外は暗い…
早く作らねば…とっくに早紀もレンもお腹がすいているはずだから。

「早紀、僕も手伝いますよ」

レンが夕食作りの手伝いを申し出た。

「あっ本当！？嬉しいよじゃぁこれテーブルに運んで～」

お腹がすいているから早くご飯を作りたかった早紀はレンの申し出を素直に受け取った。

オムライスを作る早紀にレンが

「オムライスってこういうふうに作るんですね」

レンは感心の眼差しでオムライス作りを見ていた。

出来上がったオムライスに感動しているレンに何だか早紀は笑みがこぼれた。

「さぁっ食べよっレン」

テーブルに並べられた今夜の夕食…オムライスにお腹がすきすぎていた２人は勢いよく食べた。

「相変わらず美味しいですね。このオムライスは」

美味しそうに食べるレンに早紀は嬉しかった。