「えっ！？いいよ！夕飯の支度しなくちゃいけないし…。」


早紀は本当は少し寄って行きたい気持ちを抑え遠慮がちにレンに行った。


「でも早紀。行きたいんでしょう？」


笑顔のレンに問い詰められたあたしは正直に、


「…はい公園に少し行きたいです…っ////」


なんだか恥ずかしくなった。

高校生にもなって公園に行きたいなんて。


恥ずかしくてうつむいていたら


「じゃぁ少しだけ行きますかっ！」


上から声が聞こえた。

見上げてみると笑いながらあたしを見ているレンがいた。


「いっいいのっ！？」


「ええ。僕はかまいませんよ？」


その言葉と同時に早紀は嬉しさのあまりに公園に向かって走った。


走りながらレンの方を向いて言った。


「レンっ！ありがとっ早くレンも来てよ―っ！」


あたしは公園に一直線で公園に入ってまず懐かしいなぁと辺りを見回してブランコを発見した。


幸い誰も乗っていなくてブランコの所に行った。


久しぶりにブランコに座る感じは昔を思い出させてくれる。


懐かしんでいたらやっとレンが来た。


「レン遅いよ(笑)？」


「早紀が早すぎるんですよ」


レンもブランコの横に荷物を置いてあたしの隣のブランコに腰掛けた。