レンとあたしの視線がぶつかり優しい微笑みのレンの唇が動いた。


「早紀。今日は早く帰って寝ましょう。きっと疲れているんですよ?最近僕の事でいろいろありましたからね。」

そう言うレンの顔はすまなそうな顔をしていた。

「あっ!レンのせいじゃないよっ!!あたしが自己管理できなかっただけだからっ!!レンの事はあたしがやりたくてやってる事なのっ!!」

意気込んで少し叫んでしまった。

そんなあたしを一瞬きょとんとして…すぐにいつもの笑みになった。

「…ふふっ。本当に早紀…あなたって人は…」

レンがあたしに近づいた


2人の距離が縮まる。

一歩…また一歩と……


そしてレンの顔とあたしの顔が近くなる…。

レンが近づくたびあたしの心臓の高鳴りは止まらない…。


―…どくん…どくん―


(やっ…やだっ…胸がぁっ…////)


暗くてよく見えないけどレンはやっぱりかっこいいって思った。

整った顔立ちに長い睫。
さらさらの髪に優しい瞳……。

すべてがあたしを狂わす