何かあったような気はするんだけど……
よく思い出せない。
「…きっ?…早紀??」
レンがいきなりあたしの肩を揺さぶった。
「…!!えっ…あっごめん…ちょっと考え事してて…」
そんなあたしを心配そうに、
「早紀?何かありましたか?」
言うか言わまいか少し悩んであたしはレンに正直に言った。
「あのねレン。あたしよく覚えてないの…気がついたら寝てたみたいで…。」
「うん。」
静かに聞いてくれた。
「何かあったと思うような気がするんだけど記憶がないの…。」
コツコツと歩く二足の靴の音が響いた。
うす暗さから夜の闇に包まれようとしているこの空間に静かな時が流れる……。
「…えっ?じゃぁどこまでの事覚えてますか?」
さぁっと風が2人の間を通り抜ける。
あたしは立ち止まった。
「ん~…えっと美沙と雅人がきて2人は勉強やってあたしとレンが本探しして。あたしは人がいない本棚を探してて…それで……」
あたしに連れて立ち止まったレンが、
「気がついたら僕たちがいたっていう事ですか?」
「…うっうん。そうなの。だからよく覚えてないの。」
よく思い出せない。
「…きっ?…早紀??」
レンがいきなりあたしの肩を揺さぶった。
「…!!えっ…あっごめん…ちょっと考え事してて…」
そんなあたしを心配そうに、
「早紀?何かありましたか?」
言うか言わまいか少し悩んであたしはレンに正直に言った。
「あのねレン。あたしよく覚えてないの…気がついたら寝てたみたいで…。」
「うん。」
静かに聞いてくれた。
「何かあったと思うような気がするんだけど記憶がないの…。」
コツコツと歩く二足の靴の音が響いた。
うす暗さから夜の闇に包まれようとしているこの空間に静かな時が流れる……。
「…えっ?じゃぁどこまでの事覚えてますか?」
さぁっと風が2人の間を通り抜ける。
あたしは立ち止まった。
「ん~…えっと美沙と雅人がきて2人は勉強やってあたしとレンが本探しして。あたしは人がいない本棚を探してて…それで……」
あたしに連れて立ち止まったレンが、
「気がついたら僕たちがいたっていう事ですか?」
「…うっうん。そうなの。だからよく覚えてないの。」