たった一人の家族が帰ってくるんだから今日は最高のおもてなしで迎えなきゃね?


「スーパーで買い物していこ!美味しい料理作らなくちゃ。」


ガッツを決めたあたしゎ早速スーパーで買い物をした。






***********



気がつけば真っ赤な夕日が沈みかけて夜がやってこようとしていた…。


「うわ~ってかヤバいかもιお姉ちゃん絶対に帰って来てるよ~」



よし!こうなったら近道するしかない!

私は普段人があまり通らない道を通ろうと決めた。



(てかこの道…出るってうわさなんだっけ…)



一旦気になったら怖くなった。


きれかかった街灯の光。

人の気配すらない道…。


あたしの履いている靴のコツコツという音だけ…。



(お、落ち着け。何も出ないから!)



バックを胸に抱きしめビクビクしながらあたしは歩いた。