あたしがお風呂から出てもレンはテレビに夢中だった。


そんな姿にふと思った。



(や、やだっ…よく考えたらこれから2人きりじゃないの…///)


そう。姉はパリへ再び行ったのだから…またいつ帰ってくるかもわからない。


異世界の人って言ってもレンは立派な男。


しかも美形ときた。


早紀は至って普通の女の子だからこんな状況にドキドキしないわけがない。


胸の高鳴りを抑えレンに言った。


「…ねぇレン。明日ね街へ行かない??」

視線はテレビからあたしに。


「まち?」


「うん、そう。とりあえずレンに必要な物買いに行かないかなぁなんて!
男物の服とかさ、うちにはお父さんのしかないし」


「いいんですか…?一緒に行っても?」

あたしはテレビを消した。


「うん、もちろんだよ。だってレンが居なきゃ服とか見れないし。」


「ぜひ行きたいです!」


よし、じゃあ決まり。


「じゃぁ今日は、もう寝よ?明日行くからさ。」



「そうですね!」



「うん、じゃぁおやすみなさい」






あたしは自分の部屋にいき眠った。