そんなレンに対してお姉ちゃんは笑いながら…

「やだぁ、そんなかしこまらないでよ！レン君だっけ?困ってたらお互い様でしょ？」


レンはぴたっと固まり少し笑い始めた。

あたしとお姉ちゃんはわけがわからなかった。


「ﾌﾌｯ…すみません。笑い出してあなた達、姉妹似てますね。早紀も亜紀さんも同じような事言うものだから…優しい方々に出会えて嬉しいです。」


レンは微笑んだ。


「何が何だかわからない異世界の僕を受け入れてくれて本当に有り難うございますね！」


３人顔を見合わせ…

笑い出した。

もちろん食卓は温かい雰囲気に包まれた。


「さっ、ご飯の残りを食べましょ！」



ご飯を食べ終わった後お姉ちゃんは仕事の続きをするって部屋に入った。


あたしとレンはテレビを見る事にした。

テレビをつけた瞬間レンは驚いていた。

目をまんまるくしながらまじまじとテレビを見つめた。


「この不思議な四角い物は何ですか！？」

レンはテレビを見たままあたしに聞いた。