「とってきなよ。」




そういうと綾は上靴を窓の外へと放り投げた。




「あははっ、バーカ。」




うそ・・・。




これが綾?




うそだ。




信じたくないよ。




「ちょっと、なにしてるのよ!」




「八重ちゃん?」




八重ちゃんが怒っていた。




あたしはとっても嬉しかった。




「はぁ?聞こえなーい。」




綾の周りの内の一人、沙紀が言った。




「沙紀に言ってない。あたしは綾に言ってんの!」




「何?八重、乃亜の味方すんの?」




「あたしは乃亜の友達だから。」




あたしはその言葉がとっても嬉しかった




八重ちゃん、ありがとう。