あたしの予感は的中した。




教室に入ると、綾とその周りがあたしを見て笑った。




やったのは綾だ。




なんで・・・。




「あっれー、上靴無くしたの?」




「一緒に探してあげよっか。」




怖い。




あたしは初めて友達を怖いと思った。




「綾、上靴返して・・・。」




綾と久しぶりに話す言葉がこんな言葉なんて・・・。




想像もしてなかったよ。




「いいよ。」




え?




意外にあっさりしてる。




「はい。」




綾は上靴をあたしに差し出した。