あたしはようやく覚悟を決めた。




「綾、ちょっといい?」




「乃亜?何?」




あたしは乃亜を渡り廊下に連れ出した。




「どうしたの?」




綾は不安な表情をしていた。




「あのね、あたしも大樹が好きなんだ・・・。今まで隠しててごめん。」




「はぁ?!」




綾の不安な表情は一気に驚きの顔へと変わっていった。




「今更?なによっ!乃亜なんて・・・知らないっ。」




綾は出ていってしまった。




神様・・・これで良かったんだよね。




あたしは後悔してないよ。