「気持ちいいな。」




いざ屋上に来てみると、案外気持ちが良かった。




「うん。そーだね。」



「な?着て良かっただろ。」




羽鳥は自慢げに笑った。




「そうだね。」




あたしはそんな羽鳥に笑ってしまった。




「なぁ、乃亜?何かあったら俺を頼れ!」




「えっ?」




あたしは一瞬ドキッとしてしまった。




「俺、頼りないかもしれないけど・・・好きな女の子が泣くのは見てられないんだ。」




「羽鳥・・?」




羽鳥ってこんなかっこよかったっけ?




てか、好きな女の子って?




あたしは一気に顔が赤くなった。