「そうだっ、乃亜。協力してくれない？」




「えっ！」




どうしよぅ・・。




「お願いっ。綾、本気なんだ。」




こんなに真剣な綾、初めて見たかも。




本気なんだね。




あたしも本気だよ。




でも、あたしは臆病でずるいんだ・・・。




「・・うん。もちろんだよ。」




言っちゃった。




自分で自分を苦しめるだけなのに・・・。




「ホント？やったー。乃亜大好きだよ。」




綾はとても嬉しそうに抱きついてきた。




ズキッ・・。




あたしの心に小さな傷ができたみたい。