誰だって好きな人の前では、可愛くいたいはず。




あたしもそう思ってる。





だから大樹が迎えにくるまでに、自分を可愛くさせる。





それがあたしの朝の習慣。







ピーンポーン





大樹がきた。




顔が自然にニヤけちゃう。




あたしは深呼吸をひとつして外に出た。