その後………


荷物の整理を終えた私と冥は
夕食を食べに向かった。




その途中………



「あっ、皐月ちゃんに冥ちゃん!」




私達は声のした方を見た。
そこには………
スポーツウェアを着た蓮君、
聖………
それと、ぐったりした啓太君がいた。




「………啓太君、どうしたの?」



私は啓太君を指差しながら聞いた。



「え?ああ………
啓太、車に弱くてさ、
まだ車酔いが治ってないんだ」




「う゛ぅ………
ぎもぢわ゛るい゛………」





――うわ………
今にも倒れそう………


あっ、言い忘れたけど、
野球部に入って分かったことが
もう一つあります。

それは………













啓太君は史上最凶のドジで………天然です。




「はは………
大変だね………」




「まあいつものことだからね♪

で、今から夕食食べに行くんだよね?
よかったら一緒に行かない?」