――は?
いや、ちょっと………
おかしくない?

流れがおかしくないですか?



うん、私は普通だ。
あいつが変なんだ。






「な…何………?」





私が恐る恐る聞くと
いつもと違い、優しい口調で
聖は言った。




「恐いんだろ?

こうしときゃ、少しは安心できると思って」





――え?



ヤバイ………
ヤバイよ………



体の熱が上がっていくのを
感じた。


初めて………聖に優しくされた
気がする………