――うわ………暗いなぁ………




私の目の前はとても暗く、
青白い光がぽつりぽつりと
あるだけだった。





――はぁ………

見えなんて張るんじゃなかった…




ガタンッ!!!



「キャ−!!!」




どこからともなく物音が聞こえ、
私は思わず声を上げた。




――あっ、しまった………



「きゃあ?

何だ、やっぱり恐いんじゃん」




――まずい………




「こ、恐くなんか………」




必死に私は否定しようとした……


でも………




「恐いんだろ?」





この男は引く気がない………




「だから恐く『恐いんだろ?』」






「………はい」





私は嫌々ながら認めた。







――このドSめ………