こうして私たちは電車に乗り、
遊園地に向かった。




その間、私と聖には会話はなく、
やや気まずい空気が流れていた。



まあ………
蓮君と冥は楽しそうだったけど…





そして、やっと遊園地に着いた。




「着いたぁ♪」




「うわ………人多いなぁ………」






遊園地に着くなり
冥は私に耳打ちしてきた。



「ねぇ………私、蓮君と二人きりになりたいんだけど………協力してくれない?」




「え?いや………どうやって?」




「皐月が聖君と二人きりになってくれればいいの♪
そうしたら必然的に私と蓮君は
二人きりに………♪」





――は………
私に聖を誘えっての?


ハハハハハハ♪




「無理ッ!!!!!」