そのまた次の日………





私と冥は改札に向かって
走っていた。




「ハァハァ………皐月〜早くっ!!
ほら、急いで急いで!!!」





「ハァ…ハァ……分かってるよ……」





――何で私が………
せっかくの休みに………


全力で走らなきゃいけないのよ…






私と冥は改札へと続く最後の階段を駆けおりた。




そして、視界にあいつが写った…



あの男が………