「………グスン………」






私は今、布団にくるまって
泣いている。



あれから三日も経つというのに
まだ涙は止まってくれなかった。













――馬鹿みたい………


別れたってのにうじうじして…







そう思っていても
涙は溢れていくのだった。



ベッドの側には
大量のティッシュが散乱し、
どれだけ泣いたのかを
ものがたっていた。






「………グスン………」








ふと、私は布団から顔を出し、
机の上にある写真に目をやった。








「………俊………」







私は懐かしいあなたの
名前を呼んだ。