何やってんだろ私………






冥が蓮君のこと好きだって
知ってるのにこんなとこ
来ちゃって………








友達失格だよ………








私は再びため息をついた。
そして、また物思いにふける……








――私………







蓮君と一緒にいるのに………








さっきから………








あいつのことばっか………







やっぱりおかしいかなぁ………












そんなことを考えていると
背後から誰かが私を呼んだ………







――この声………!?






私はハッとして振り返る。
すると、そこにはあいつがいた。






今、私の頭の中で離れなかった
あいつが………







「ひ、聖………?」