そして、走り続けること一時間…





ようやく家に帰ることにした。

家に帰り、
玄関のドアを開けると………




「ふぅ………ただいま…」


「おかえり、お兄ちゃん♪」




目の前に気持ち悪いくらいに
笑顔の莢がいた。




「いきなりなんだ…?
何企んでる………」



「ふっふっふっ………
さすがお兄ちゃん♪

妹の考えがよくわかっていらっしゃる♪」




莢はニコッと笑うと
二枚の紙切れを見せてきた。




「ジャーン!!!
水族館のチケット〜♪


…って無視!?」




おれは莢をスルーして
シャワーを浴びにいこうとした。







………だが、阻まれた。