「こんのっ!『聖………ちゃんと謝りなよ………』」



私の言葉は側にいた男の子に遮られた。



「何でだ………?

だって事故だぜ?

この馬鹿がこけて俺を巻き添えにしなければこんなことには『いいから謝れ!!!』」



聖と呼ばれた男の子は、馬鹿と言っていた男の子から手を離し、渋々私に頭を下げた。




「本当に申し訳ございませんでした。

心から反省しています」



――うわ………
感情こもってない………