コウ君?
やけに親しくない?

あたしは不思議に
思いながら見ていた。

「………んー…… アレ?
俺いつのまに寝てた?」

「詳しくは分からないけど
そんなに寝てないわよ。
それよりも式が
ちょうど終わってる頃だから
教室に戻りなさい」

「そーだね。
莉奈も大丈夫みたいだし」

そう言ってる人物に
あたしは驚いた。
だって‥‥
目の前にいるのは…

「桑口センパイ!?」

「へぇ、俺の名前
覚えてるんだ」

「あら、2人は
知り合いなの?」