今日はパーティーがあるようでさっきヴィンセントがいた広間はパーティー会場と化していた。

王の左に王妃右に大臣、隣に姫そしてヴィンセントは姫の隣に座らされた。

「ま~美味いもん食えるんだから文句は言えねぇ~か」

コックの卵達が料理を運んでくる。

ヴィンセントはそれをがっついて残さずたいらげていく。

「もう少しゆっくり食べたら?」

とオリオに言われたが聞く耳持たずで食べていく

「旅してる奴は食える時きに食べとかないといつ食えるかわかんねーからな~と」

ヴィンセントは食うだけ食うと席を立ち歩き出す。

「ちょっと何処行くのよ!」

ヴィンセントは軽やかに振り向いてウインクをした。

「もちろん美しいレディーに挨拶さ」