オリオも隣へ来て林檎にかぶりついた。

「あいつらに決まった組織名は無いみたいよ、リーダーの名前は……」

ガタンッ

シルウィルドは一気に広い部屋を風のように静かに進みドアの前に立った。

「そんなに信用できねーのか?」

バンッ

「うわっ!!」

ドンッ

シルヴィが勢い良く扉を開くと大臣が勢い良くぶっ倒れた。

「嫌っ!!これは王の命令で………失礼しました~」

大臣はけっそうかいて逃げ出した。

「全く、困りましたわね父の心配性は……、もう少しで食事ですわ、行きましょう?」

オレットはシルヴィの手を掴んで走り出した。

シルウィルドはため息を吐くと一緒に走り出した。