「…………。」



「あの〜……」



「開けろよ」


えー!?「ついてこい」とか言いながら、やっぱり猫だから扉開けられないんじゃん!!じゃあ、初めから偉そうに言わないでよね。


扉ののぶに手をかける…。


「お前…楽しそうだな」


ハッとして大朔を見ると、ぶっきらぼうな顔で私を見ていた。気付くと私の顔はニタニタしていた。


「ちょっと楽しい…」


「その楽しさが続くといいな」


大朔の意味深な言葉と同時に私は扉を開いた。



―ギーィィィイ…ガチャン