「もう帰るの?」

エドは優しく話してくれた。

「これから、生きてく中で矛盾してる出来事に遭遇しても、今みたいに立ち向かうんだよ。マナ…」


「う…うん。」


「お嬢さん、これから辛い事があっても強く生きるんだ。君にはその力があるから。」


「ありがとう…」


「おい。愛美、行くぞ」


「待って、大朔!」


エドとダイラーさんに手を振って私は扉の中に駆け込んだ。そしてまたあの草原に帰って来た…。


「大朔…あれは何だったの?」


「いや、今にわかるさ。さぁ、次に進むか?」


振り返ると【矛盾】の扉はいつの間にか消えていた…。次は……。