実々の寝顔を見て昔のことを思い出した。
あのとき決心したことは今でも変わらない。
きっとこれから先も。
「ずっとだよ…」
そう呟いた。
何を思ったのか、自分の手が実々の顔に伸びているのに気がついた。
あと数センチ伸ばせばその寝顔に触れることが出来る。
ハッとして手を止めた。
俺は何がしたい?
その顔に触れてその後どうする?
答えは簡単だ。
俺はキスしようとしたんだ。
友達である実々に。
俺は最低だ…。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…