「はぁ…」


終わったのは空が暗くなってから…


「はぁ…疲れたね。」


「うん…疲れた。今日はハードだったもんね…」


「うん。」


華と文句を言いながら昇降口まで行く。


「あっ…」


「遅かったね。お疲れ様。」


私のロッカーの前に亮くんが座っていた。


「はい、これ。」


「ありがとう。」


渡されたスポーツドリンクを飲む。


「美味しい…」


「よし、家まで送ってくよ…」


「待っててくれたの?」


「ん…ぼくも部活行ってたんだ。」


「そうなんだ。」


「あれ…華…」


「飯島なら帰ってったよ。」


「あ、そっか。じゃぁ帰ろ!」


「うん。」


華…気を効かせてくれたんだ。ありがとう。