花華院:「あ、進藤君おかえりっ。」
ネコ被り女‥
またの名を、
花華院 桜がすぐに俺に気付いた。
とりあえず適当に笑ってスルー。
俺はなんて馬鹿なんだろう‥
なんであんなネコ被り女と立花 蜜が似てるなんて思ってしまったんだろう、
有り得ない程に有り得ない。
立花 蜜は真っ直ぐ純粋に俺の目を見る。
ネコ被り女みたいに、
キモい上目遣いで、下心満載ぢゃない。
あんな風に、作って醜い笑顔なんかしない。
めっっっっっっっ‥‥たに笑わないけど、
もっと心から弾ける笑顔だ。
なんかちょっと
いやかなりキモいかったけど‥俺。
気にしないでいこうっ。
苦笑。