その声の主は‥
花華院 桜だ。
あのお上品な喋り方も、
清楚気取ってた笑い方も、
やけに姫っぽくしてた洋服も
全部、嘘。
嘘のアイツだったんだ。
―「つか、あたしね、花華院 桜役なの。んで、花華院 桜です!つってニコッってしたら、そいつらみんな目がハート!
まぢヤバいからっ!!かなり爆笑っ!
一人めっちゃイケメンが居てから、そいつもあたしの事好きっぽいんだよねぇ!
だから、そのイケメンと付き合ってあげようかなって思ってるw
まあ、格好いいしねっ!」―
イケメンって俺?(ナルシかて。)
好きぢゃないんですけどっ、
まぢ有り得ないんですけどっ、
チョ→キモいんですけどぉっ!(女子高生か。笑)
つか、
誰かに電話してんのか‥?
それともわざと俺に聞かせようとしてる‥?
んなわけねぇか、
―ガチャ。
花華院:「あ、進藤くん‥どどどどうしたの?」
明らかに、ヤバって顔。
に
以上なまでのどもり方。
ぷ。
まぢウケるんですけどぉっ!(女子高生かて。笑)