俺はふくれっ面した清を

後ろからそっと抱きしめた。


「ッ!!」

『あのさぁ…頼むから
 そんな寂しい事言わないで。』


耳まで赤くなりながら、

清はまだ反撃を続ける。


「だって…光喜は清の部屋に
 一回も来てくれないし。
 清だって寂しいもん。」


こいつ…。んなもん、

行ったら何するか分んなくて

約束の3・5が守れないからだよ!


って言ったら嫌われる?

清…もうちょい男を知ってくれ。


『それはさ、清が可愛すぎて
 俺何するか分んないから。』

「ぃぃよ…。」

『えっ!!約束守れないぜ?』

「それでもイイもん!!
 光喜に愛されてる証拠が
 欲しいんだもん!!」

『…清…。』


俺は抱きしめてる手を解く。


「こう…きぃ?」


少し泣いているこいつを

俺は押し倒した。


プールサイドは気温が少し低かった。

そのせいか、清がひんやりしている。


「ねぇ…光喜?何するの?」