「いくら、深也美様の親友でも許しませんよ。」 そう意識を失った恵深に向かって言うのはいつの間にか現れた、シン。 「恵深、恵深!」 私は恵深を揺さぶり、シンの方を向いた。 「私の友達になんてことするの?」 「友達ですか? 貴女に友達なんていりません。 貴女は一人で寂しく生きていくのです。 良く覚えていてください。」 そう言うと、シンは立ち去っていく。