部屋を出ると


達哉がサキを送っていく為車に乗っていた


やはりあの時の
綺麗な黒い瞳だった




車が去った後、聡さんから

「サキのバイクを整備してほしい。乗っても構わないと」


聞いた時、本当に嬉しかった


俺は小さな恋心は闇の奥に閉じ込めて
2人を温かく見つめる決心をした