「好きな人いたの!?なんで教えてくれなかったのー?あたし協力するのにー。」



・・・違う。


ホントはこんなこと言いたいわけじゃない。



あたしは泣いちゃう寸前だったから一人で走って学校に行った。

後ろで隼人が呼ぶ声が聞こえたけどシカトした。









学校に着いたらあちこちで隼人がコクられた話をしていた。






「奈緒!!大丈夫??」




玲があたしの姿を見るなりこっちに走ってきた。





「玲・・・。隼人に聞いたよ。断ったって。」



「そっかぁ。よかったね。」





「でも・・・。」




あたしは隼人に好きな人がいることを話した。