次の日。




「隼人!!」



あたしは家の前で待っている隼人に声をかけた。





「奈緒、はよ。」


「あのさ、昨日理沙ちゃんにコクられた??」


「・・・うん。断ったけど。」



断ったんだ・・・。



心の中でホッとした自分がいた。




「隼人はなんで断ったの?」



「・・・・・好きなヤツいるから。」




え・・・・??


隼人好きな人いたんだ・・・。


なんか泣きそう。でも泣いちゃだめ。




あたしは泣くのを我慢しながら隼人に言った。