始まりは、ただの好奇心だった。



生意気そうな瞳と金色の髪。


目を引く存在。



道路一本分の距離は、決して縮まることなどないと思っていた。



だけど、貴方は、突然あたしの前に姿を現したよね。



マイペースで、強引で

無意識にあたしの心を振り回して。



まるでキラキラ輝く、光の粒のような子だと思った。



だけど、それだけじゃなかった。


弱さがあった。



“ぼくは、透明人間になりたい”



そう願った、あなたの弱い部分。



それを知ってからも、何も気持ちは変わらないよ。




レオ。



貴方が好き。