「じゃあ行きまーす!
3!・2!・・・」

『ねぇ悠どうやったら私のこと好きになってくれるの!?』

彩未の甲高い声。

『俺はお前がどんなに俺のことを想っていようが、俺の気持ちは変わらないんだ』

なんとも言えない緊張感。

この感じが嫌い。

『いやよ!
私認めないんだから!』

彩未がどこかへ走って行った。


本当にこんなことが起きればいいのに。

そうおもっている自分。

起きるはずもないのにね。

「はいカット!
前より良くなったね!
よし!次のシーン行くか!」