”これから?!”



”あ、えーとね、これからねー。。。       

優と飲みに行くんだよね。  優、お土産買ってきてくれたんだってー。  

あ、ってゆーか一緒来る??”




とっさに出た言葉がこれだった。




ズルイ。  ズル過ぎる、私。。。

やっぱり、優を裏切るほどの根性もなく、それどころか、もう一方まで。。。

3人で一緒♪ なんて、どっちにも気まずくなく、ただイイ顔をしてるだけだ。。。





”つーかさ、お前、●●色の服着てんだろ? (笑)”



”は?!?!”      確かに。。。



”え?!  ってかどこにいんの?!?!?!  どーゆーこと?!?!?!”



”(笑)   今さ、お前がいるトコの上にいんだよね。  2階、窓張りの喫茶になってるだろ?   ちょっと前進んで、振り返ってみてみ(笑)”



何が何だかよくわからないが、言われたまま振り返って見上げてみた。




”ブハハハハ!!!!!” 

電話の向こうで爆笑してる。



”いないじゃん!!!!  どこ??  どこにいんのー!!!!!”

と見渡す。




”あ゛ぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!”




目の前に車が停まっていた。   その窓からは大笑いしてる奴と、そして、優。



一緒にいたんだ。。。  優との約束のこと言って、裏切らなくて良かったぁ。。。

ホッとしながら駆け寄り、車に乗り込む。