あーあ。。。



喜んだのもつかの間、ウキウキした時間もあっという間に過ぎ、私達は帰り道を歩き始めた。







”ねぇ!”


友達が私を呼ぶ。





”なに~?”


気のない返事をする私。





”呼んでるよ!”




”何が?”






”だから呼んでるってば!!”




”あのお兄さん、レンのこと呼んでるよ!”





!!!!!






”●●のお姉さーん”




私の働く店の名を言う彼。





!!!!!!!!!!






うわっ! 確実に私の事だ!!!  お兄さんが、例のお兄さんがまたしても私のことを呼んでいる!!!






今度は何だろう。。。





私は彼の方へ近づいて行った。





ドキドキしつつも、また喜び過ぎてガッカリしないように、心を落ち着けながら。