そんな中、私は別の店舗へ異動することになった。




その辞令に、私の心は少し軽くなった。




この場所で働くことは、優やその親友のテリトリーであるこの地に居続けることは、今の私にはキツ過ぎる。




これで新しいスタートが切れる。

これがいい区切りになる。



そう思った。





相変わらず、先輩方は例のレストランに行き、例のお兄さんを探していたけど(笑)

結局、その後1度も彼を見せることができないまま私はいなくなるけど(笑)







そして異動後、2週間が経った。




友達の用に付き合うため、私は再びその 『思い出の地』 へ足を運ぶことになった。




久しぶりのこの地。

たった2週間なのに懐かしい感覚におそわれる。



とても想い入れの深いこの地。

やっぱり少しキュンとしてしまう。





そんな、悲しくも懐かしい、それでいて心が穏やかになるような気持ちで街を歩いているうち、友達と2人、お腹がすいてきた。




”そろそろご飯じゃない?  なんか食べよっ!  おススメのお店とかない?”

友達に聞かれた。



”おススメかぁ。。。

あ!  そういえば、カッコイイお兄さんがいた店ならあるよ(笑)  って言ってももういないみたいだけど。

そこは、イタリアンで、味もgood!!”



”いいじゃん!! イタリアン!!  そこで決まり!!”




こうして、私達はその 『例のレストラン』 に行くことになった。