教室の窓から少しだけ射した陽の光で、花音ちゃんのふわふわの髪が栗色に見える。

私は、今日の放課後のことを想像していた。

私達は今日も、いつもと同じように二人で商店街を歩く。

途中でスーパーや雑貨を売っているお店に立ち寄って、花音ちゃんは買い物をし、しぶしぶ私もついて回る。

そしてスカイブルーの屋根を、今度は二人とも左に曲がり、5分ほど歩いて私の家に着く。

花音ちゃんはかなり横柄な態度で私の家の台所を占拠し、チョコを作るだろう。