明日は朔夜、来てくれるだろうか。 面会時間の終了を告げにきた看護師さんに、両親が頭を下げながら出ていく姿を見て、そう思った。 来たら、私はなにを話すんだろう。 あの女の子のこと? それとも、私たちの関係? もやもやとして、頭が働かない。 そして私は、いつの間にか眠りについていた。