競技も全て終了し、しばらくして、後夜祭が始まった。
後夜祭といっても大掛かりなものではない。
ただ体育館に集まり、お菓子をつまんだり、ジュースを飲んだりして談笑するだけ。
それでも生徒達は皆、体育祭の興奮が冷めやらず、充分楽しんでいた。
女の子達も、朔夜をチラチラ見てはいるが、さすがに今日の今日では話掛けてくる人はいなかった。
最も、壁に寄りかかり、話掛けるなオーラの出ている朔夜には、私も話掛けることは出来なかったが。
皆が楽しんでいればいる程、私は朔夜を見つめる以外、何も出来なかった。
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