「どう違う?俺から見たら一緒だけど」



「……そうじゃない」



だって私、朔夜のこと好きじゃないもの……



一人が嫌なだけ……



朔夜は私に近付いて私の顎に手をかけた。



「綾香。嫉妬じゃないなら何?」



視線を外させてくれない。



深い瞳に吸い寄せられ、私はまるで海に沈められたようだ。